知の構造化センター シンポジウム聴講のまとめ
11月21日に東京大学の福武講堂で行われた「知の構造化センター シンポジウム」を聴講することができたので、自分用メモとして内容をまとめておきたいと思います。なお、遅刻してしまった都合上プログラム1の橋本大也さんの「Web集合知時代の『情報力』」は聴くことができませんでした。
また、当日の資料を公開することができないか事務局に問い合わせていますので、公開可能であればその旨を追記したいと思います。
技術競争としての検索、という時代が終わった
「Microsoft Bingの概要と方向性(仮題)」 という講演でBingのストラテジを伺って思ったことは、これまでGoogle主導で技術競争がされていた「検索」という分野にマーケット指向がもたらされたということでした。MicrosoftのBingは「検索という機能に関する満足度がここ数年間変化していない」というマーケティング調査にもとづき、検索市場への市場参入をジャッジしたということでした。つまり、顧客と向き合いさらに満足させることでGoogleのシェアを奪うことができる、という判断をしたのだと思います。Bingの機能を聴いていると、人手をかけてでも(自動化を捨ててでも)顧客を満足させることを徹底しているように感じます。GoogleもBingのシェア動向によっては同様の方針をとらざるをえないのかもしれません。
Engineering & Business
日本でいえば「文系vs理系」ということなんでしょうが、これまで何となく区分けのあったEngineerirngとBusinessの両方のスキルをもった人というのがMicrosoftでは増えているそうです。日本の教育システムでは難しそうな問題です。
Wikipediaマイニング
Wikipediaの情報を活かしてデータ解析をするというビジネス&技術分野があるそうです。PowerSetというベンチャー企業がその例としてあげられていました。(グーグル先生を超える良回答連発、Powersetを使ってみた、という@ITの紹介記事もありました)この分野の説明にでWikipediaは知識そのものを扱っているという説明があったのですが、そう考えるとWikipediaではないWebで扱っているのは知識そのものではない、ということになります。では、Webで扱っているものは何かを考えると興味深い感じがします。ちなみに、研究のサイトはこちらになるようです。
Google Chrome OS
OSが蓄積しているデータがあれば検索って行為そのものがいらなくなるんだよね、っていうのがChrome OSの動機じゃないか、って話はなるほど、と思いました。Microsoftはすでに情報をもってるんじゃないの?って話もあるわけですが・・
Twitter, Twitter, Twitter
最後に印象的だったのが、学術的な説明にもかかわらず多くの説明でTwitterを前提にした研究というのが行われているという事実です。「なくてはならないインフラになる」という以前どこかで読んだTwitterの戦略がいかに実現されているかを強く感じました。
最後に
Microsoftの話が中心になってしまいましたが、ほかのプレゼンテーションも実際のユーザー感覚からみても遠いことを研究しているわけではなく大変刺激的な内容でした。土曜日の午後、眠くならないか少し心配でしたが全くの杞憂に終わりました。僕にとってはWebという分野に学術面があるということすらちょっとした発見だったわけですが、来年も時間があれば参加させていただきたいと思っています。








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